BASARA政宗夢。わたしにしては珍しく、はっきりとしたハッピーエンド(当社比)。
本編は全4話。番外編は、伊達成実視点です。見栄えのためにタイトル文字数は揃えたかった。
これも当時のあとがきを載せていますが(最終話にリンクあり)、日付は書いてないんだよな〜。たぶん佐助長編を書いた時期と近いので、2008〜2009年あたりに書いたものだと思います。大昔。
彼女をどうしても嫁にしたかった筆頭のお話。政宗さんのお相手は、やっぱり年上の女性にしたくなる。今回は人間と妖狐のハーフ。だからといって特別な能力があるわけではない(とかいう割に動物とおしゃべりはできる)。時間の進み方が人間より遅いだけ。それだけでもだいぶ特別ですけどね。ぜんぶご都合主義です。常に強い幻覚を見ています。
番外編は成実くんのお部屋訪問です。成実が「小十郎が安心するってことは絶対大丈夫なんだろうな。」と言っているのですが、これは小十郎に対する信頼を表現しました。
あと、夢主に「様付けで呼ばないで」と言われて最初は渋っていたものの、すぐに友達になったのは、仲間はずれにされていたことがわかり(事情が事情なのでしょうがないけど)、くやし〜!となった成実の意趣返しのようなものです。結局政宗さんにボコられるけど。夢主は夢主で、じゃれる(?)二人を見て微笑ましいな〜、信頼できる人ができてよかったね〜とニコニコしています。
以下はお気に入りの表現一覧。
- 沈みかけた気持ちを掬い上げるように、(第一話)
- すこしだけあたたくなりかけていたこころが、ぶるりと震えて急激に冷えてゆく。(第二話)
- 少なからず自分のこころの内を見透かされた気がして、小十郎はひやりとした。(第三話)
- 時間は、たしかに進んでいる。ああ、また自分だけが取り残されてゆくのだ。かなしい、さみしい。(最終話)
ところで、外見の描写がある夢主(個性ありとかいわれるやつ)っていまの夢小説界隈だとどうなんでしょう。あんまり歓迎されないのかな…。夢絵を見ていても、個性がない(いわゆる白ハゲ)の子とかいるもんね。正直なところ、白ハゲという言い方があんまり好きじゃない…でも適切な言い方も思い浮かばない…。無個性夢主?
いや〜わたしのお話は自己投影には向いていないね!(結論)